
工事ロイドの評判は?AI見積査定の料金・機能・メリット・注意点を解説
工事ロイドは、業者から受け取った工事見積書の適正価格をAIで査定する、株式会社THIRDのクラウドシステムです。「見積金額が妥当か判断できない」「査定が担当者の経験に依存している」といった発注側の課題を解決するツールとして、ビル管理・不動産管理の現場で注目されています。本記事では、工事ロイドの機能や料金、評判、導入の際の注意点を、公開情報をもとに客観的に整理します。あわせて、見積から請求・現場管理までを一元化したい中小建設業向けに「サクミル」もご紹介します。
【関連記事】【2025年最新】建築見積ソフトおすすめ7選!選び方も解説
工事ロイドとは?概要と基本情報
工事ロイドは、株式会社THIRDが提供する「AI自動見積査定クラウドシステム」です。ビル管理会社などを対象に、営繕(修繕)工事の見積もりが適正価格かどうかをAIで判定し、発注を支援します。
使い方はシンプルで、業者から取り寄せた見積書を工事ロイドへアップロードすると、AIが見積書の内容を1行ずつ読み取り、どのような工事内容かを把握します。その後、同社が保有する建物の資機材データベースから費用の適正価格を算出し、査定ポイントごとに「見やすく・分かりやすく・比較しやすく」レポートにまとめます。ビル管理会社はそのレポートをもとに業者を選定するだけで、専門知識がなくても見積の妥当性を判断しやすくなります。73種類以上の建築種別を網羅し、最新の物価データで常時更新される点も特長です。
2025年2月には新機能「見積明細自動データベース構築機能」が追加され、過去の案件データを明細行単位で(労務費・材料費・経費・工事費・設備・キーワードなどに分類して)データベース化し、ビッグデータとして分析できるようになりました。これにより、従来は設備工事が中心だった査定対象が、建築工事や一部の労務費にまで広がっています。
運営会社情報
会社名 | 株式会社THIRD |
所在地 | 東京都新宿区四谷4-25-13 濱庄ビル2F |
代表者 | 井上 惇 |
設立 | 2015年10月27日 |
資本金 | 30.7億円(資本剰余金含む) |
事業内容 | AI建物管理クラウド「管理ロイド」、AI自動見積査定クラウド「工事ロイド」の開発・提供、不動産・建築業界向けAIの受託開発・DXコンサルティング |
工事ロイドの評判・口コミ
工事ロイドは比較的新しい専門特化型のサービスのため、ITreviewやBOXILといった第三者レビューサイトに蓄積された利用者口コミは、現時点では限られています。ここでは、公式情報や報道で示されている評価ポイントと、導入前に確認しておきたい点を整理します。
評価されているポイント
- 見積の適正価格を客観的に判断できる
同社はコンストラクションマネジメント(CM)で培った、建築・機械・電気工事のコスト削減ノウハウをAI化しています。経験の浅い担当者でも、AIの査定レポートをもとに見積の妥当性を判断できる点が評価されています。 - 原価削減につながる
報道では、工事ロイドの活用により工事見積もりの原価から平均20%を削減できるとされています。 - 査定業務の標準化・脱属人化
新機能で過去見積をデータベース化・分析できるようになり、特定の経験者に依存しがちだった査定業務を標準化しやすくなりました。
参考:THIRD ビル管理会社対象の工事ロイド 原価から平均20%削減(週刊不動産経営)
導入前に確認しておきたい点
- 料金が公開されていない
公式サイトに料金表がなく、費用感は問い合わせないと分かりません。 - 対象が「見積査定・発注支援」に特化している
工程管理や写真・図面共有といった施工管理全般を行うツールではないため、用途を取り違えないよう注意が必要です。 - 独立した利用者口コミが少ない
導入判断にあたっては、公式のデモや問い合わせで、自社の工事種別・物件規模に合うかを確認することが大切です。
工事ロイドの料金
工事ロイドの料金体系は、公式サイトでは公開されていません。導入する機能や管理する物件の規模によって費用が変わるため、正確な金額は株式会社THIRDへの問い合わせ・見積もり依頼で確認する必要があります。なお、姉妹サービスの「管理ロイド」では導入費用+月額課金制が案内されているため、工事ロイドも同様に個別見積もりとなる可能性が高いと考えられます。費用対効果を検討する際は、報道で示された「原価から平均20%削減」という効果と、自社の年間工事発注額を照らし合わせて試算するとよいでしょう。
工事ロイドを利用するメリット
ビル管理・不動産管理の発注担当者の視点で、工事ロイドの主なメリットを整理します。
メリット1:見積の妥当性を専門知識なしで判断できる
AIが見積明細を1行ずつ解析し、資機材データベースをもとに適正価格を算出します。査定結果がレポート化されるため、専門的な積算知識がない担当者でも、提示された見積が高いのか妥当なのかを客観的に把握できます。
メリット2:工事原価の削減につながる
適正価格をもとに業者と交渉・選定できるため、過剰な見積を見抜きやすくなります。報道では原価から平均20%削減とされており、複数物件を抱える管理会社ほど削減額のインパクトが大きくなります。
メリット3:査定業務を標準化できる
過去の見積データを明細単位でデータベース化し、物件別・協力会社別・工事項目別などで分析できます。これにより、担当者ごとにばらつきがちだった査定の基準を揃え、業務を仕組み化しやすくなります。
工事ロイドを利用する際の注意点
導入を検討する前に、押さえておきたい注意点を3つ紹介します。
注意点1:費用は問い合わせが前提
料金が非公開のため、導入可否を判断するにはまず問い合わせが必要です。自社の物件数・年間工事件数を整理したうえで、費用対効果を見積もってもらうとよいでしょう。
注意点2:施工管理ツールではない
工事ロイドはあくまで見積査定・発注支援に特化したシステムです。現場の工程管理や写真・日報の管理などを行いたい場合は、別途、施工管理アプリの導入を検討する必要があります。
注意点3:査定対象の範囲を確認する
従来は設備工事の査定が中心で、2025年2月の新機能で建築工事や一部労務費にも対象が広がりました。自社が発注する工事の種別が査定対象に含まれるか、導入前に必ず確認しましょう。
工事ロイドに関するよくある質問
工事ロイドはどんなサービスですか?
株式会社THIRDが提供するAI自動見積査定クラウドシステムです。業者の見積書をアップロードすると、AIが明細を1行ずつ読み取り、資機材データベースをもとに適正価格を算出します。ビル管理会社・不動産管理会社の営繕工事の発注支援に特化しています。
工事ロイドの料金はいくらですか?
公式サイトでは料金表が公開されておらず、要問い合わせです。導入機能や物件規模により異なるため、正確な費用はTHIRDへの見積もり依頼で確認してください。
工事ロイドを導入するとどんな効果がありますか?
報道では工事見積もりの原価から平均20%の削減につながるとされています。あわせて、経験に依存しがちな見積精査を標準化・効率化できる点も効果として挙げられます。
工事ロイドは施工管理アプリですか?
いいえ。工程表・写真・図面共有などを行う一般的な施工管理アプリではなく、受け取った見積書の適正価格をAIで査定する「見積査定・発注支援」に特化したシステムです。
工事ロイドはどんな会社に向いていますか?
複数物件の営繕・修繕工事を発注するビル管理会社や不動産管理会社に向いています。設備工事の査定が中心でしたが、新機能により建築工事や一部の労務費まで対象が広がっています。
まとめ
工事ロイドは、AIで工事見積の適正価格を査定し、発注を支援する専門特化型のクラウドシステムです。経験に頼らず見積の妥当性を判断でき、原価から平均20%の削減につながるとされるなど、工事を「発注する側」にとって有用なツールといえます。一方で、料金は要問い合わせで、施工管理全般をカバーするものではない点には注意が必要です。導入時は、自社の工事種別が査定対象に含まれるかを確認したうえで、費用対効果を試算するとよいでしょう。
サクミルのご紹介
工事ロイドは「見積を発注する側の査定」に強みを持つサービスですが、「見積の作成から日報・写真・原価・請求まで、自社の現場業務をまとめて効率化したい」という中小建設業の方には、建設業特化のオールインワン管理ツールサクミルもおすすめです。サクミルは30アカウント・300GBで月額9,800円とコストパフォーマンスに優れ、40〜60代の現場管理者でも直感的に使えるUIが特長です。2カ月の無料トライアルがあるので、まずは気軽に操作感を試せます。
関連記事

【2026年版】施工管理アプリおすすめ20選|規模別・選び方を比較
施工管理アプリおすすめ20選を、一人親方・中小工務店・中堅・ゼネコンの規模別に中立比較。料金・対応工種・連携機能・無料プラン有無を一覧化し、Excel管理からの移行ステップや選び方7軸も解説。2026年最新版。
続きを読む →
工事台帳ソフトおすすめ14選【2026年最新】料金・機能を徹底比較|クラウド・無料あり
工事台帳ソフトを徹底比較。クラウド型・インストール型の主要14製品の料金・機能・経営事項審査対応・無料体験を一覧表で比較。Excel管理の限界からソフト選定ポイントまで建設業の担当者向けに解説します。
続きを読む →