
ジムー見積書・請求書アプリの評判は?料金・使い方・注意点を徹底検証!
建設業で一人親方や個人事業主として働く皆さま、現場が終わってから見積書や請求書を手書きで作ったり、事務所のパソコンを立ち上げて作り直したり――こうした事務作業に「時間が取られる」「PCがないと作れない」「インボイスの様式が不安」と感じていませんか? 職人として現場に出ながら、経理や事務も一人でこなすとなると、書類作成に割ける時間はどうしても限られます。
そこで選ばれているのが、スマートフォンで見積書・請求書を作成できるアプリ「ジムー」です。ジムーを使えば、現場や移動中でもスマホひとつで見積書・請求書を作り、PDF・メール・FAX・郵送で取引先へそのまま送れます。インボイス制度にも対応しており、無料会員でも広告なしで使い始められる手軽さが特徴です。
とはいえ、便利な反面、無料版の制限やプレミアムプランの要否、カバーしきれない業務など、使う前に知っておきたいポイントもあります。本記事では、ジムーの実際の評判・口コミ、料金、使い方、メリット・デメリットを、建設業の一人親方・個人事業主の目線で詳しく解説します。
ジムーとは?概要と基本情報
ジムーは、スマートフォン(iOS/Android)で見積書や請求書などの各種書類を作成・送付できるアプリです。見積書・請求書のほか、注文書・納品書・検収書・領収書の合計6種類の書類に対応し、あらかじめ登録した顧客情報や商品を選ぶだけで、入力の手間を大きく減らして書類を作成できます。
作成した書類はPDFとして保存でき、そのままメール・FAX・郵送で取引先へ送付できるため、デジタルにもアナログにも対応できる点が強みです。適格請求書等保存方式(インボイス制度)に対応しており、アプリ内コインを利用した電子署名を使えば電子帳簿保存法にも対応します。
提供元の公式情報によると、ジムーは累計40万ダウンロード、プレミアムプラン利用者1万名を突破(2025年10月1日時点)しています。もともと2014年に建設業向けのアプリとしてサービスを開始した経緯があり、現在は一般業種に加えて建築・土木・電気工事業にも対応しています。現場を持つ職人や一人親方が、出先からスマホだけで見積・請求を完結できる点が、建設業のユーザーに支持されている理由のひとつです。
運営会社情報
以下は、ジムーを提供するエフアンドエムネット株式会社の概要です。
項目 | 内容 |
会社名 | エフアンドエムネット株式会社(F&Mnet Co.,Ltd.) |
設立 | 2000年9月1日 |
本社所在地 | 大阪府吹田市江坂町1丁目23番38号 F&Mビル5F |
代表者 | 上枝 康弘(代表取締役社長) |
資本金 | 5,800万円 |
事業内容 | SaaSの提供、業務用システムの企画・開発・運用代行、Webサイトの企画制作 |
大阪に本社を置き、20年以上にわたって業務用システムやSaaSの開発を手がけてきた企業です。ジムーはその自社開発アプリのひとつで、スモールビジネスの事務作業を効率化することを狙いとしています。
ジムーの評判・口コミ総まとめ
ここでは、アプリストアに投稿された実際のユーザーの声から、良い評判と気になる評判を整理します。特に、PCを持たずスマホで完結させたい個人事業主・一人親方に近い意見を中心に取り上げます。
良い評判
・スマホだけで簡単に請求書が作れる
商品(項目)と顧客、自分の情報さえ入れれば、 スマホで簡単に請求書が作れます。 郵送までしてくれるし。 しばらく使ってみようと思います。 個人事業主の味方です!
・PCがなくても書類を作成できる
わざわざPCを立ち上げなくていいので、見積書請求書の作成がとても楽になりました。
・出先での見積書作成に便利
出先での見積書作成にはとても便利ですね。 スマホで作成してファイルに保存します。ラインやメールで送信します。印鑑も登録していれば押せます。
現場や移動中でもその場で見積・請求ができる手軽さ、そして顧客や商品を選ぶだけで入力が済む点が、PCを持たない個人事業主から高く評価されていることがうかがえます。アプリストアの評価も、提供元の公式ブログによればiOS版で★4.4、Android版で★4.6(いずれも2024年1月25日時点)と、比較的高い水準にあります。
気になる評判・改善要望
一方で、機能面への要望や不具合の報告も見られます。
・クラウドバックアップの状態が分かりにくい
クラウドバックアップがちゃんとされているのか確認する方法が分からないので、少し不安です。
・作成途中の金額計算への要望
見積りの途中でも「小計」「合計」「消費税」の計算が出せる項目があるととても助かります。
全体としては、開発元がレビューに個別に返信し、設定方法を案内している姿勢がうかがえます。書類作成に特化したアプリのため、後述のとおり現場ごとの原価管理や工程管理までは対応していない点は、あらかじめ理解しておきましょう。
ジムーの料金・プラン(無料版とプレミアムの違い)
ジムーは無料会員でも使い始められ、より多くの書類や機能を使いたい場合にプレミアムプラン(月額500円・税込)へ切り替える料金体系です。無料版とプレミアムプランの主な違いは以下のとおりです。
機能 | 無料会員 | プレミアムプラン |
月額料金 | 0円 | 500円(税込)/1か月単位 |
見積書・請求書 | 各15通/月まで | 無制限 |
注文書・納品書・検収書・領収書 | × | ○ |
クラウド保存・機種変更時のデータ引き継ぎ | × | ○ |
CSVエクスポート/電子署名 | × | ○ |
プロフィール(発行者)登録数 | 1件 | 3件 |
アプリ内広告 | なし | なし |
無料会員でも広告が表示されず、見積書・請求書を月15通まで作れるため、取引先が少ない駆け出しの個人事業主であれば、まずは無料版から試すのが現実的です。取引件数が増えて月15通を超えたり、納品書・領収書まで発行したい、機種変更でデータを引き継ぎたい、という段階になったらプレミアムプランを検討するとよいでしょう。月単位で契約できるため、繁忙期だけ加入するといった使い方もできます。
ジムーを使うメリット(建設業の一人親方・個人事業主目線)
次に、特に建設業の一人親方や個人事業主にとって魅力となるメリットを整理します。
メリット1:スマホだけで現場から見積・請求まで完結できる(PC不要)
ジムーの最大の特徴は、パソコンを使わずスマートフォンだけで見積書・請求書を作成・送付できる点です。現場での打ち合わせ後にその場で見積書を作って渡したり、作業完了後に移動中の車内で請求書を発行したり、といったことがスマホひとつで完結します。
建設業の一人親方は、事務所を持たず現場を渡り歩くケースも多く、「PCを立ち上げる時間がない」「そもそもPCを持っていない」という方も少なくありません。ジムーであれば、いつも持ち歩くスマホが書類作成ツールになるため、事務作業のためだけに帰宅・帰社する必要がなくなります。
メリット2:6種類の書類に対応し、郵送・FAXでアナログな取引先にも送れる
ジムーは見積書・請求書に加えて、注文書・納品書・検収書・領収書の作成にも対応しています(無料会員は見積書・請求書のみ)。建設業では、元請けや取引先ごとに求められる書類が異なることも多いため、必要な帳票をひとつのアプリでそろえられるのは実務上のメリットです。
さらに、作成した書類はPDF保存だけでなく、メール・FAX・郵送でそのまま送付できます。取引先にFAXや紙の書類を求められる場面が残る建設業では、デジタルとアナログの両方に対応できる点が重宝します。
メリット3:インボイス制度に対応し、無料でも広告なしで使える
ジムーは適格請求書等保存方式(インボイス制度)に対応した請求書を作成できます。インボイス制度では、登録番号・適用税率・税率ごとの消費税額などを記載した適格請求書の交付・保存が求められるため、様式に対応したアプリで作れる安心感は大きいでしょう。アプリ内コインを利用した電子署名を使えば、電子帳簿保存法にも対応します。
また、無料会員でもアプリ内に広告が表示されないため、書類の作成画面が見やすく、取引先の前で操作しても余計な表示を気にせずに済みます。
参考:特集 インボイス制度(国税庁)/電子帳簿保存法特設サイト(国税庁)
ジムーの注意点・デメリット
便利な一方で、利用前に知っておきたい注意点もあります。ここでは主なものを挙げます。
注意点1:無料版は機能が限られ、本格利用にはプレミアムが前提になる
無料会員で作れるのは見積書・請求書のみで、各15通/月までという上限があります。納品書・領収書などの発行、クラウド保存、機種変更時のデータ引き継ぎ、CSVエクスポートといった機能はプレミアムプラン(月額500円・税込)が前提です。
取引が増えて毎月多くの書類を発行する段階になると、実質的にプレミアムへの加入が必要になります。とはいえ月額500円と負担は小さいため、事業として継続するならプレミアム加入を前提にコストを見積もっておくとよいでしょう。
注意点2:書類作成に特化しており、現場管理・原価管理まではカバーしない
ジムーはあくまで見積書・請求書などの「書類作成アプリ」であり、工事ごとの原価管理・支払管理・工程管理・写真台帳といった、建設業の現場管理業務まではカバーしていません。口コミでも、案件ごとの詳細な管理や、作成途中の金額計算などに要望が寄せられています。
一人で完結する小規模なうちはジムーで十分でも、従業員を雇って現場が複数になり、「どの工事でいくら利益が出ているか」「誰にいくら支払うか」まで管理したくなると、書類作成アプリだけでは足りなくなります。事業の拡大を見据えるなら、見積・請求だけでなく現場管理まで一元化できる建設業向けの業務管理システムを、早めに検討しておくと移行がスムーズです。
ジムーの使い方(見積書・請求書作成の流れ)
ジムーで見積書・請求書を作成する基本的な流れは、次のとおりです。初めてでも数ステップで発行までたどり着けます。
1. アプリをインストールし、自分(発行者)のプロフィールを登録する
2. 取引先(顧客)情報と、よく使う商品・作業項目を登録する
3. 見積書または請求書を新規作成し、登録済みの顧客・商品を選んで金額を入力する
4. 内容を確認してPDFで保存する
5. メール・FAX・郵送のいずれかで取引先へ送付する
一度顧客と商品を登録しておけば、次回以降は選ぶだけで書類が作れるため、2枚目以降の作成がぐっと楽になります。PDFはスマホ内に保存されるほか、プレミアムプランならクラウドにも保存され、機種変更時も引き継げます。見積書から請求書への転記もアプリ内で行えるため、受注後の請求作業もスムーズです。
ジムーに関するよくある質問
ここでは、建設業の個人事業主・一人親方からよく寄せられる疑問を3点取り上げます。
Q1:無料版と有料版(プレミアム)、どちらを選ぶべき?
A. 取引先が少なく、発行するのが見積書・請求書中心で月15通以内に収まるうちは、まず無料版で十分です。無料でも広告は表示されません。月15通を超える、納品書・領収書も発行したい、クラウド保存や機種変更時のデータ引き継ぎをしたい、という場合はプレミアムプラン(月額500円・税込)を選びましょう。月単位で契約できるので、必要になったタイミングで加入すれば無駄がありません。
Q2:ジムーはパソコンでも使える?
A. ジムーはスマートフォン(iOS/Android)向けアプリとして提供されており、公式でもスマホでの利用が案内されています。PCブラウザ専用版の有無は公式に明記されていないため、パソコン中心で運用したい場合は、事前に提供元へ確認するのが確実です。なお、プレミアムプランのCSVエクスポート機能を使えば、データをPCで管理・加工することは可能です。
Q3:建設業でも使える?一人親方に向いている?
A. はい。ジムーは一般業種に加えて建築・土木・電気工事業に対応しており、もともと建設業向けアプリとして始まった経緯があります。現場や出先からスマホだけで見積・請求ができるため、PCを持たない一人親方に向いています。ただし、書類作成に特化したアプリのため、現場ごとの原価管理や工程管理まで行いたい場合は、建設業向けの業務管理システムとの併用や移行を検討しましょう。
まとめ
ジムーは、スマートフォンだけで見積書・請求書をはじめ6種類の書類を作成・送付できる、フリーランス・個人事業主向けのアプリです。PC不要で現場から書類を作れる手軽さ、インボイス制度への対応、無料でも広告なしで使える点が評価され、アプリストアでも比較的高い評価を得ています。建設業の一人親方にとっては、事務作業の時間を削り、本業に集中するための心強い選択肢といえるでしょう。
一方で、無料版は機能が限られること、そして書類作成に特化しているため現場管理・原価管理まではカバーしないことは、あらかじめ理解しておく必要があります。まずは無料版で使い勝手を試し、取引が増えてきたらプレミアムプランへ、さらに事業を拡大する段階では現場管理まで含めた仕組みへ、と段階的に見直すのがおすすめです。
事業拡大を見据える建設業には「サクミル」も検討を
もし、見積・請求だけでなく、現場ごとの原価管理・工程管理・写真台帳・日報などを含めて業務全体を効率化したいとお考えであれば、建設業向け業務管理システムのサクミルも選択肢として有力です。
サクミルは建設業に特化した業務管理プラットフォームで、見積・請求・原価・工程・現場情報などをまとめて管理できます。書類作成アプリだけではカバーしきれない「現場管理」「利益管理」といった領域まで一元化できるため、ジムーで見積・請求を効率化した次のステップとして適しています。無料で試せるので、一人親方から法人化・従業員の増加を見据える段階の方は、あわせて比較してみてください。
あわせて、すぐに使えるExcel見積書テンプレートも無料で配布しています。
監修者

中野 耐(なかの たい)
株式会社プレックス サクミル事業部 セールス統括マネジャー
保有資格: 建設業経理士2級
プロ野球選手を経て、株式会社リクルートキャリア(旧)、株式会社エス・エム・エス、株式会社Speee など複数のメガベンチャーで営業・マネジメント・事業立ち上げを経験。2023年7月に株式会社プレックスへ入社し、建設業向け現場管理システム「サクミル」の営業統括マネジャー兼カスタマーサクセスを担当。日々多くの建設企業と向き合い、現場の業務効率化やツールの導入・運用定着を支援している。原価管理や工事会計など建設業特有のバックオフィス領域にも明るい。
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