
カオカラの評判は?熱中症リスク判定AIカメラの料金・機能・口コミを解説
カオカラ(KAOKARA)は、作業員の顔をAIカメラで撮影し、熱中症リスクを約3秒で4段階に判定する「暑熱対策AIカメラ」です。化粧品開発で培った顔解析技術を持つポーラ・オルビスグループが手がけ、NETIS(新技術情報提供システム)でも最高評価「VE」を取得したことで、建設現場を中心に導入が広がっています。本記事では、カオカラの仕組み・料金(レンタル)・評判・導入時の注意点を、公開情報をもとに整理します。あわせて、熱中症対策の「記録・見える化」まで含めて現場管理を効率化したい中小建設業向けに「サクミル」もご紹介します。
【関連記事】【2026年最新版】建設現場の熱中症対策完全ガイド|義務化・新ガイドライン対応
カオカラとは?概要と基本情報
カオカラは、ポーラ・オルビスグループの「Produced by POLA MEDICAL」として提供されている暑熱対策AIカメラです。専用タブレットのカメラに顔をかざすと、専門に学習されたAIが顔の変化や顔色の情報を解析し、端末を設置した現場のWBGT(暑さ指数)と掛け合わせて、約3秒で熱中症リスクを4段階の色で表示します。判定結果や顔写真はクラウドに蓄積され、PCやスマートフォンからいつでも履歴を確認できます。
建設現場では「体調が優れなくても言い出しにくい」「紙のチェックリストは記入忘れが起きる」といった課題があり、自己申告に頼らず体調変化を客観的に可視化できる点が、カオカラの基本的な狙いです。タブレットは防水(IPX5/8)・防塵(IP6X)に対応し、充電での使用も可能なため、現場の設置しやすい場所に置いて運用できます。
開発の背景には、ポーラ化成工業が化粧品開発で長年積み上げてきた顔・肌の研究があります。リリース前の2023年には、建設現場で、のべ150名・約3,000回の測定による実証試験を行い、現場での有用性や運用上の課題を確認したうえで、2024年3月から受注を開始しました。
運営会社・製品の基本情報
提供 | ポーラメディカル株式会社(Produced by POLA MEDICAL/ポーラ・オルビスグループ) |
開発技術 | ポーラ化成工業が化粧品開発で培った顔解析技術を活用 |
製品名・型番 | 暑熱対策AIカメラ「カオカラ」(KA-A01) |
NETIS登録番号 | KT-240046-VE(最高評価「VE」認定) |
受注開始 | 2024年3月 |
主な用途 | 建設・製造・物流・店舗・学校などの暑熱対策(熱中症リスクの可視化) |
参考:暑熱対策AIカメラ『カオカラ』がNETISにおいて最高評価「VE」に認定(公式)
カオカラの評判・口コミ
カオカラは2024年提供開始の比較的新しい製品のため、ITreviewやBOXILといった第三者レビューサイトに蓄積された利用者口コミは、現時点では限られています。ここでは、公式情報・取材記事・レンタル会社の紹介で示されている評価ポイントと、導入前に確認しておきたい点を整理します。
評価されているポイント
- 顔をかざすだけ・約3秒で直感的に分かる
判定は最大約3秒で、結果は4段階の色で表示されるため、忙しい現場でも負荷なく運用でき、誰が見ても直感的に状況を把握できます。 - 自己申告に頼らず体調を客観的に可視化できる
「体調が悪くても言い出しにくい」現場でも、カメラがリスクの気づきを補完します。紙のチェックリストの記入忘れを防げる点も評価されています。 - NETISで最高評価「VE」を取得
国土交通省のNETISに登録され、活用効果評価を経て最高評価「VE」に認定されました。公共工事の総合評価方式や工事成績評定で加点対象になり得る点は、建設会社にとって実務的なメリットです。 - データの一元管理・警報通知
判定データはクラウドに集約され、管理者は全体と個々の状況をいつでも確認できます。赤・オレンジの警戒結果が出た際に、あらかじめ設定したメンバーへメールで知らせる警報通知機能も追加されています。
参考:熱中症のリスクをAIカメラで判定する「カオカラ」(アクティオ レンサルティングマガジン)
導入前に確認しておきたい点
- 医療機器ではない
メーカーは「熱中症の治療・診断・予防を目的としたものではなく、医療機器ではない」と明示しています。あくまでリスクへの気づきを促す機器であり、最終的な判断は人が行う必要があります。 - 料金が公開されていない
オープン価格・個別見積のため、費用感は問い合わせないと分かりません。 - 個人識別機能は限定的
製品は顔画像と氏名・所属を自動でひも付ける機能を備えていないため(公式案内)、誰の結果かを管理するにはヘルメットへの名前シールなど、現場側の運用上の工夫が必要です。 - 独立した利用者口コミの蓄積が少ない
比較的新しい製品のため、導入判断にあたっては公式のデモやレンタルでのお試しで、自社の現場運用に合うかを確認することが大切です。
カオカラの料金・レンタル
カオカラの価格は、公式サイトでは公開されていません(オープン価格)。公式サイトでも「導入のご相談・お見積り・デモのご依頼」を案内しており、現場の課題に合わせた個別見積が基本です。購入だけでなく、建機・計測機器レンタル会社を通じたレンタルにも対応しており、アクティオは2024年5月からレンタルを開始したほか、レンタルのニッケン、レックス(REX)など複数の会社で取り扱われています。
利用時期の目安として、屋外の現場はおおむね4月末〜10月末、屋内(製造業など熱源がある現場)は通期で利用されるケースが多いとされています。短期間だけ繁忙期に使いたい場合はレンタル、長期で使うなら購入と、利用期間に応じて選ぶとよいでしょう。正確な金額は、公式サイトまたは各レンタル会社に問い合わせて見積もりを取得してください。
カオカラを導入するメリット
カオカラの主なメリットを整理します。
メリット1:体調変化を「客観的に」早期察知できる
従来の暑熱対策は本人の自己申告や周囲の目視に頼りがちで、無理を続けてしまうケースがありました。カオカラは顔解析AIと環境データ(WBGT)を掛け合わせてリスクを可視化するため、本人が言い出しにくい状況でも、気づきのきっかけを与えられます。
メリット2:設置・運用が手軽
タブレットを起動して設置するだけで運用を始められ、顔をかざして撮影ボタンを押すだけで結果が出ます。利用者のユーザー登録は不要で、人の出入りが多い現場でも使いやすく、防水・防塵対応で充電での使用も可能です。
メリット3:記録・管理がクラウドで一元化でき、NETIS加点も狙える
判定データはクラウドに蓄積され、履歴の確認、警報通知(メール)、判定結果と顔写真のExcelエクスポート、環境省のデータからのWBGT自動取得などに対応しています。さらにNETIS最高評価「VE」を取得しているため、公共工事では総合評価方式での加点も期待できます。
カオカラを利用する際の注意点
導入を検討する前に、押さえておきたい注意点を3つ紹介します。
注意点1:医療機器ではなく、あくまで「気づき」の補助
カオカラは医療機器ではなく、熱中症を診断・予防するものではありません。判定結果を過信せず、WBGT計の確認、こまめな水分・塩分補給、休憩、空調服やアイスベストなどの装備といった基本対策と必ず併用してください。なお、職場の熱中症対策は2025年6月から事業者の義務となっており、体制整備・手順作成・周知が求められます(厚生労働省)。AIカメラは、これらの取り組みを補完する一手段と位置づけるのが適切です。
参考:職場における熱中症防止対策に係る検討会 報告書(厚生労働省)
注意点2:料金は問い合わせが前提・発注スケジュールに余裕を
価格が非公開のため、導入可否の判断にはまず見積もりが必要です。屋外現場では4月末からの稼働に向けて、3月中までに商談・発注を済ませるケースが多いとされるため、繁忙期に確実に使いたい場合は早めに動くと安心です。
注意点3:誰の結果かを管理する運用ルールを決める
顔画像と氏名を自動でひも付ける機能はないため、個人ごとに記録・フォローしたい場合は、撮影順や名前表示などの運用ルールを現場で決めておく必要があります。なお、アップロードされたデータの保存期間は1年間とされています。
カオカラに関するよくある質問
カオカラとはどんな製品ですか?
ポーラ・オルビスグループが手がける暑熱対策AIカメラです。専用タブレットのカメラに顔をかざすと、顔解析AIによる顔の変化の推定とWBGT(暑さ指数)を掛け合わせ、約3秒で熱中症リスクを4段階の色で表示します。化粧品開発で培った顔解析技術を活用しており、2024年3月に受注を開始しました。医療機器ではありません。
カオカラの料金・レンタル費用はいくらですか?
公式サイトでは価格が公開されておらず、オープン価格・個別見積です。アクティオ・レンタルのニッケン・レックスなど複数の建機・計測機器レンタル会社で取り扱われており、正確な費用は公式サイトまたは各レンタル会社への問い合わせ・見積依頼で確認します。
カオカラの評判・口コミは?
比較的新しい製品のため第三者レビューサイトの口コミは限られますが、「顔をかざすだけ・約3秒で4段階表示なので忙しい現場でも負荷が少ない」「自己申告に頼らず体調を客観的に可視化できる」といった点が評価されています。建設・製造・物流・学校など全国約3,000の現場で利用されています。
カオカラはNETISに登録されていますか?
はい。国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に2024年5月に登録され、後に最高評価「VE」に認定されました(登録番号KT-240046-VE)。公共工事の総合評価方式や工事成績評定で加点の対象になり得ます。
カオカラは熱中症を診断できる医療機器ですか?
いいえ。メーカーは「本機器は熱中症の治療・診断・予防を目的としたものではなく、医療機器ではありません」と明示しています。あくまで熱中症リスクへの気づきを促す機器であり、最終的な体調判断は人が行う必要があります。他の暑熱対策と併用することが前提です。
まとめ
カオカラは、顔解析AIとWBGTを掛け合わせて熱中症リスクを約3秒・4段階で可視化する暑熱対策AIカメラです。顔をかざすだけの手軽さ、自己申告に頼らない客観的な気づき、NETIS最高評価「VE」による公共工事での加点などが評価され、建設現場を中心に全国約3,000現場へ広がっています。一方で、医療機器ではないこと、料金が要問い合わせであること、個人識別は運用で工夫が必要なことには留意が必要です。導入時はデモやレンタルでのお試しで、自社の現場運用に合うかを確認するとよいでしょう。
サクミルのご紹介
カオカラは「暑熱リスクの可視化」に特化した機器ですが、2025年6月から義務化された熱中症対策では、体制・手順の整備に加えて、日々の体調確認やWBGT、水分・塩分補給などの記録・見える化も求められます。「現場の暑さ対策の記録を、工程・日報・写真とまとめてクラウドで管理したい」という中小建設業の方には、建設業特化のオールインワン管理ツールサクミルもおすすめです。
サクミルは30アカウント・300GBで月額9,800円とコストパフォーマンスに優れ、40〜60代の現場管理者でも直感的に使えるUIが特長です。無料の作業日報テンプレートで体調確認やWBGT記録を残すところから始め、現場と事務所で情報を共有しておくだけでも、熱中症対策の「見える化」と義務化で求められる記録の第一歩になります。2カ月の無料トライアルがあるので、まずは気軽に操作感を試せます。
監修者

中野 耐(なかの たい)
株式会社プレックス サクミル事業部 セールス統括マネジャー
保有資格: 建設業経理士2級
プロ野球選手を経て、株式会社リクルートキャリア(旧)、株式会社エス・エム・エス、株式会社Speee など複数のメガベンチャーで営業・マネジメント・事業立ち上げを経験。2023年7月に株式会社プレックスへ入社し、建設業向け現場管理システム「サクミル」の営業統括マネジャー兼カスタマーサクセスを担当。日々多くの建設企業と向き合い、現場の業務効率化やツールの導入・運用定着を支援している。原価管理や工事会計など建設業特有のバックオフィス領域にも明るい。
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