
建築みつも郎17の評判・口コミは?料金・メリット・導入の注意点など徹底検証!
建設業の経営者のみなさま、特に30人以下の小規模企業で「見積の効率化」や「利益管理」に課題感を持っていませんか?そんな方に注目されている積算見積作成ソフトが「建築みつも郎17」です。
このソフトは、6段階・6万行の階層明細、自動分類マスタ、粗利率ベースの金額調整機能、簡易法定福利費の算出など、高度な機能を兼ね備えています。さらに、商談履歴を見積に紐づけて管理できる工事コメント機能やステータス管理で、見積業務だけでなく営業プロセスの可視化・改善にも貢献します。
しかし、全てがメリットばかりではありません。データ移行の手間、クラウド非対応、税率対応の制限など、導入前に確認すべきポイントもあります。
この記事では、建築みつも郎17の評判(良い点・悪い点)をリアルな声から総まとめし、価格・費用や導入のメリット・デメリットを詳しく解説します。最後には、建設業オールインワン施工管理アプリ「サクミル」の紹介も行います。
建築みつも郎17とは?概要と基本情報
「建築みつも郎17(ケンチクみつもろう17)」は、コベック株式会社(KOBEC)が提供する積算見積作成ソフトです。建築業における見積算出の効率化と正確性を強く支援する設計で、特に中小建設会社や工務店など、30人以下規模の経営者にとってコストパフォーマンスの高い選定肢となり得ます。
主な特徴として以下があります
- 6段階階層・6万行明細:大規模な見積でも細かく階層を分けて見積できる機能があり、複雑な建築工事にも対応可能。
- 粗利率からの金額調整機能:最終見積金額を粗利率ベースで自動調整でき、利益管理を重視した見積づくりができる。
- 簡易法定福利費の算出:社会保険など法定福利費を自動算出する機能があり、適正な工事契約を提示する際の説得力を高める。
- 商談管理(工事コメント機能):各見積書にコメントを登録でき、商談履歴やクライアントとのやり取り、社内メモを残すことでナレッジを蓄積できる。
- ステータスチェック機能:書類ごとに進捗状態を管理でき、「提出済」「未提出」などフェーズの可視化が可能。
- データベース基盤(SQLServer):SQLServer2017Express(64bit)を採用し、名称マスタや書式、データを堅牢に管理。
- 出力機能が豊富:自由レイアウト印刷、PDF作成、Excel出力、テキスト出力など多彩。
- 連携性:別売りの原価管理ソフト「建設原価ビルダー」とも連携可能。
- インボイス対応:インボイス制度対応の見積・請求書の書式が30種搭載。
これら機能により、「ただ見積を出す」だけでなく、利益管理・商談管理・契約の信頼性向上まで視野に入れた見積・見積管理が可能なソフトウェアです。
運営会社情報
以下は、建築みつも郎17を提供するコベック株式会社(KOBEC)の基本情報です。
項目 | 内容 |
会社名 | |
所在地(本社) | 神戸市兵庫区中道通3丁目4番3号NSKビル2F |
代表者 | 大山篤 |
設立 | 1994年3月 |
事業内容 | 見積ソフト(みつも郎シリーズ)、原価管理(建設原価ビルダー)、写真管理ソフトなど提供 |
建築みつも郎17評判・口コミ総まとめ
以下は、建築みつも郎17に関するユーザーからの評判・口コミを良い評判と悪い評判に分けて整理した内容です。
良い評判
・使い勝手がよい
以前から建築みつも郎を使用していて、ソフトの買い換えをしました。
このソフトは使い勝手も良く、非常に役に立ちます。
引用元:Yahoo!ショッピング
・建築業界特有の値引きなどに対応している
KOBECのソフト。旧バージョンから使い続けています。他の建築見積と比較したことは無いのですが、オリジナル帳票や建築業界特有の値引きなどにも対応しており、社内で数本利用しています。
引用元:Yahoo!ショッピング
・価格面でコスパが良い
コスパも良く、パソコンが変わるたびに、これまで何度も新しく購入使用して来ました。使い方に慣れているため、ストレスなく早速使っています。
引用元:Yahoo!ショッピング
悪い評判
・旧バージョンからのデータ移行に手間
建築みつも郎のバージョン6をWindows7のオフライン機でだましだまし使っていましたが、データの欠損が出るようになり、インボイスであったりWindows10のサポートも残り短いという状況の中、パソコンを新調し建築みつも郎17の導入を決めました。
1番の心配は、建築みつも郎6のデータが引き継げるか?という事です。
結果から言えば出来ました。そのためのソフトも入っていますが、インストール出来ませんでした。ソフトが古すぎて…
なので一つ一つデータを読んでは新規で保存…という超アナログな方法で…
ただこの方法であっても過去のデータを打ち直すよりもはるかに楽です。慣れれば一件8秒ほどで変換出来ます。
古すぎるデータの整理をしながら4000件程変換しました。過去のデータが活かせる事が1番であり、そのための手間は2の次です。
メーカーさん、もし見てましたら一括変換を使えるようにして下さい。ソフトが古すぎて使えませんよ。
引用元:Yahoo!ショッピング
・特定業種には向かない
電気工事・設備工事など 見積で歩掛を使用する業種は向きません
引用元:Amazon
・画面が見づらい
9からの乗り換えで購入しました。
なんだか色々機能は追加されたようですが そんなことよりなんだかUIの配色なのかエッジがぼやけたのかわからないですが 非常に見づらく感じました。
なんか 小さい画面用アプリを無理くり大画面で写したようなぼやけ感が・・・疲れます
まだ設定も何もいじっていないので 変更できるかどうか調べないと・・・業務用ソフトなので余計な手間はかけたくないのですが仕方ありません。
引用元:Amazon

建築みつも郎17の価格・料金
以下は、建築みつも郎17の価格・料金体系を整理した表です。
プラン/形態 | 価格・料金 | 備考 |
DVD-ROM版(スタンドアロン) | 80,000円(税抜) | 初期導入費用。1ライセンス(1台)用。 |
LANExpress製品 | 3ライセンス:240,000円/5ライセンス:350,000円(税抜) | 複数台でデータ共有する場合に必要。 |
LANforSQL | 7ライセンス:450,000円/10ライセンス:600,000円(税抜) | より大規模なクライアント・サーバー構成を想定。 |
サイトライセンス(追加) | 1台あたり35,000円(税抜) | スタンドアロン版ライセンスを追加する場合。 |
活用支援データ集 | 8,000円(税抜) | 単価データベース・見積サンプル・書式テンプレート等を収録した補助データ集。 |
建築みつも郎17を利用するメリット
ここでは、特に30人以下規模の建設業経営者に響くであろう3つのメリットを掘り下げます。
メリット1:利益視点での見積戦略が可能
粗利率ベースから見積金額を自動調整できる機能により、見積提出時点で利益率を意識した価格設定が可能になります。競合工事の価格競争が激しい中でも、「ただ安く出す」見積ではなく、適切な利益を確保した見積書を提出できるのは大きな強みです。
また、法定福利費を簡易に算出できる機能も備わっており、社会保険加入をアピールしたり、見積書に正しく福利費を反映させることで、信頼性の高い見積提示ができるようになります。
メリット2:商談履歴と見積データの一元管理
「工事コメント機能」によって、見積ごとに商談内容、クライアントの要望、社内メモなどを残せるため、見積提出から成約までの営業プロセスを可視化できます。これにより、営業担当者のノウハウを組織に残しやすくなり、成約率の向上につなげられます。
さらに「ステータスチェック機能」で見積の進捗を管理すれば、未提出・提出済・保留・成約などのフェーズを整理でき、案件管理が効率化されます。
メリット3:高性能スペック+拡張性で将来も安心
最大6段階階層・6万行明細という高い入力能力により、小規模工事から大規模プロジェクトまで柔軟に対応可能です。将来的に事業が拡大したときでも、スケールしやすい設計です。
また、SQLServerベースのデータベースにより、信頼性と安全性のあるデータ管理が可能です。さらに、LAN版やサイトライセンスを使えば、組織内でデータを共有しながら運用でき、将来的な多拠点展開にも耐えうる構成が取れます。
建築みつも郎17を利用する際の注意点・デメリット
利用を検討するにあたり、以下の注意点(デメリット)も押さえておくべきです。
注意点1:初期学習コストと運用設計が必要
機能が非常に多いソフトのため、導入時には操作方法の習得や名称マスタ・階層構造の設計に時間と工数がかかる可能性があります。特に見積作成の担当者がこれまでExcelで作業していた場合、みつも郎特有の考え方(階層、マスタ運用)に慣れるまでには一定の時間が必要です。
また、マスタ設計が不十分だと、将来的にデータが煩雑になり、「せっかくの高機能が活かせていない」という状況にもなりえます。
注意点2:クラウド共有に非対応(標準版)
標準のDVD-ROMスタンドアロン版ではクラウド共有ができず、ローカルPCごとの運用が基本となります。データを複数端末で共有したい場合は、LANExpressやLANforSQL版を導入する必要があり、追加ライセンス費用や構築コストが発生します。
この点は、特に現場と本社、支店間でデータを共有したい企業には重要な考慮点です。
注意点3:インボイス書式の制限
みつも郎17はインボイス対応書式を30種搭載していますが、複数税率(たとえば軽減税率併用請求など)には対応していないという制限があります。
現場によっては軽減税率を含む請求への対応が必要となるため、見積・請求書テンプレートの設計時に税率構成を事前に確認・整理しておく必要があります。
建築みつも郎17に関するよくある質問
以下は、導入検討段階で建設業経営者からよく出る質問です。
質問1:古いバージョン(みつも郎6または9など)からデータを引き継げますか?
回答:はい、一部引き継ぎは可能ですが注意が必要です。冒頭の口コミで紹介したように、「建築みつも郎6→17」へのデータ移行を行ったユーザーからは、一括自動変換ツールが不完全で、1件ずつ読み込んで再保存するという方法を取ったという声があります。
そのため、移行対象データ量が多い場合は事前にバックアップをとり、テスト変換を行って工数を見積もることを強くおすすめします。
質問2:LAN版(共有ライセンス)はどのくらいコストがかかる?
回答:LAN版を使って複数台で共有するには、Express版やSQL版のライセンスが必要です。たとえばLANExpress版は3ライセンスで約240,000円(税抜)、5ライセンスで約350,000円(税抜)。
また、より大規模でSQLServerを使った共有構成を構築する場合は、LANforSQLライセンス(7~10ライセンスなど)とそれに伴うサーバー環境構築コストが発生します。運用設計を含めて総コストを予め見積もることが重要です。
質問3:30人以下の小規模建設会社でも導入メリットはありますか?
回答:はい、小規模企業でも見積業務の精度向上と効率化、利益管理、ナレッジ蓄積という観点で大きなメリットがあります。
- 見積の手間を減らして営業レスポンスを向上させることで、受注率を改善できる。
- 粗利率から金額調整ができるため、見積時点で利益を確保しやすくなる。
- 工事コメント機能で営業と積算のノウハウを社内に残せ、人的資産を育てやすい。
- 将来的に事業が拡大した場合でも、高性能スペックやLAN版への拡張性があるのでスケールに対応しやすい。
まとめ
- 建築みつも郎17は、中小建設会社(特に30人以下規模)の経営者にとって非常にコスパの高い積算見積ソフトです。粗利重視の見積戦略、商談履歴の一元化、高性能スペックを兼ね備えており、単なる見積ツール以上の価値があります。
- 一方で、データ移行の手間、クラウド非対応、税率対応の制限、操作画面の見やすさなど、導入前には注意すべきポイントも明確です。
- もし、将来的に見積・原価・営業のデータを一元管理し、効率と利益を両立させたいと考えているなら、「みつも郎17」は有力な選択肢です。
もし、見積だけでなく顧客管理・原価管理・発注管理・工程管理・写真管理など建設業務全体を一元管理したい場合は、クラウド型の建設業向け施工現場管理アプリ「サクミル」の導入も非常に有効です。
- サクミルなら、現場や営業、原価・発注・進捗情報をひとつのクラウド上で可視化できます。
- 見積データをサクミルに取り込めば、案件ごとの収益性分析も簡単に。
- また、クラウドベースなのでリモートアクセスや複数拠点共有もスムーズ。
- 経営判断に必要なダッシュボード・レポート機能も充実しており、中小企業の経営者にも非常に有益です。
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